2019年 鈴鹿サンデー第2戦

6月7日(金)、8日(土)に、鈴鹿サンデーロードレースの第2戦が開催されました。

第1戦のサンデーには仕事の関係で出場ができませんでしたので

片岡の2019年の選手権シリーズは今回が第1戦目となります。

今回のレースは昨年度参戦していたST600R(リバイバル)クラスは開催されません。

600ccのクラスはインター(国際)・ナショナル(国内)混走のST600のみが開催されます。

 

そのST600クラスは今回のエントリー台数は

インター(国際)クラスが10台

ナショナル(国内)クラスが54台

の計64台がエントリーしていました。

 

それに対して決勝に残れるのは44台です。

ちゅーことはインター(国際)・ナショナル(国内)合わせて20台は予選に落ちてしまいます。


1週間前からの天気予報に一喜一憂しながら(片岡的には雨のほうがチャンスあるかもと思ってました。)金曜日から鈴鹿サーキット入り。

今回は金曜日からスーパーメカニックの拓也、4耐のペアライダーの花戸選手がきてくれました。

花戸選手は今年は転倒が連続し、車両を復活させてのほぼぶっつけ本番です。

本人曰くとにかく4耐の出場権を獲得するための計時をするためのエントリーということで、片岡と同じナショナルST600へ参戦します。

 

金曜日は予報通り終始雨・・・いや、めっちゃ雨でした。

 

片岡達ST600のスポーツ走行はA,Bグループに分かれて13:30からの45分間の走行です。

片岡は雨でも走る気満々でしたが、いかんせん雨足が強く、しかも本戦の明日は雨は降らない様子。

スーパーメカニックの拓也と花戸選手からは散々止められ、雨が好きな片岡もさすがの雨足の強さにビビッていました。だけど、片岡はまだまだ経験もなければ技術もないのに、望んでも走れない環境の中で練習しないのはいかがなものか??レースの途中に豪雨に見舞われたら片岡はあきらめて帰ってこれるのか??

それはいかんでしょう!!

と片岡の脳内でセルフトークが繰り広げられました。ただ、ビビっていたのは本当なので、もう誰も走らないなら今日はあきらめようと思っていました。しかし走ってる音しますよ、しかも2台か3台くらいも。しかも1台はいつもお世話になっているADFの車両ですよ。これは片岡も出撃しとかないといかんと思って大急ぎで準備してもらい出撃。

感想:雨でこんなに怖いと思ったのは初めてでした&初ハイドロプレーニング現象を初体験してきました。

危うくバックストレートで一人で大転倒するところでした。意気揚々と出ていった割には2周しかせずに意気消沈・・・でも片岡は前向きに物事解釈していく派なので、これはこれでいい勉強になったんだと言い聞かせました。


さて土曜日は朝からバタバタです。

車検も当日、予選もそして決勝も当日ということで、

今回は初めてチームの仲間にも時間を合わせて集合してもらいました。

昨日から来てくれている、スーパーメカニック拓也、花戸選手に加えて

敏腕マネージャーの高光、角山、久さん、力、田中くん、そしてともちゃん。

チームの仲間が集まるとほんと寂しくなくて心強くて、超パワーをもらえます。


11:05 ナショナルST600 グループAの予選です!!

僕の今大会までのベストタイムは2’25.525・・・

このままではまず予選通ることは不可能です。

だけど、チームの仲間はこんな状態でも朝からみんな集まってくれました。

今回は8時間耐久のトライアウトもあるので、Trancemap Racingの皆様も来られていましたが、小澤監督はじめ、海野さん、大石選手、こうへいくんから沢山アドバイスももらいました。

ほかにも予選突破のイロハを同ピットをさせていただいたオールオートの加藤選手にもアドバイスいただきました。

みんなの前では「今日はお昼までで解散やな~。」とかいうてましたが、

お腹の中では「これで予選通らないとか洒落にならん・・・」と超絶緊張していました。

前評判の良い新型タイヤのブリヂストンR-11ですが、僕は実は今回の予選がぶっつけ本番でした。

タイヤとの相性が前評判通りよければいけるかもしれないと言い聞かせて、とにかく自己ベスト更新を目指して走行しました。

結果 2’24.057

うぉい!!めっちゃサクッとベスト更新しとるじゃないかい。

予選の20分間で昨年10月からの自己ベストを公式記録として更新することができました。

しかも感覚的には全然目一杯走ってない。

要因は、なんだろう・・・小澤監督のアドバイスと、直前でダメ元でチャレンジしたセット変更が前向きな結果につながったのかと思います。

とりあえず、予選Aグループでは31台中、21番手につけることができました。

続けて予選Bグループは相棒の花戸選手の走行。

とにかく3周、車両の状態確認もしながら走行するとのことで出撃!!

ところがいきなり赤旗。

一瞬花戸選手か!?と思いましたがちゃんとピットに帰ってきてくれたので一安心。

気を取り直して再スタートと思ったら次は雨・・・

Bグループは波乱の予選になりましたが、花戸選手は当初の予定通りしっかりと計時を終えてとりあえず本日はお仕事終了です。

片岡はその間も予選の最終結果が気になってそわそわ・・・

Aグループ、Bグループの予選を終えて、総合結果が発表されました。

片岡は予選突破44台中、39位(ナショナルクラスでは34位)という位置からではありますが、なんとか予選突破をすることができました。

当初通るはずもないと思っていたので片岡的には大満足。

ですが決勝を走れる限りはビビらずに1つでも上の順位でゴールができるように闘おうと気持ちを切り替えました。

 

決勝までの間も、小澤監督から再びアドバイスをいただき、気持ち的にも戦闘準備は整ってきました。

しかも手ごたえとしてはまだもう少しタイムがでそうだったので、

ついに10年越しのいつもお世話になっているRiseの荻田社長の2分23秒といタイムに挑むことが今回の片岡のチャレンジにしました。


16:25~ インター・ナショナルST600 決勝

いつもとは違う遅めの時間に決勝が始まります。

決勝前には、Ace Cafe の山田さんから「傘貸したるから持ってきな!!」と、

なんとAce Cafeの傘をお借りちゃうことができました!!

 

グリッドは39番、13列目です。

先週のFUN&RUN! 2-WHEELではたしか5列目くらいだったので、シグナルがものすごく遠く感じました。しかも38番グリッドの#79 新井選手はどうやらTrancemap Racingの身内さんだったようで、横には顔見知りが沢山いらっしゃいました。

今回決勝はインタークラスで参戦する#73 澤村選手がスタッフ不足のため、スーパーメカニック拓也がそちらへお手伝いに行ってくれていました。

片岡的にはスーパーメカニック拓也が傍にいてくれていないグリッドはものすごく寂しかったですが、その分ナショナルJSB1000に参戦している圭介さんと、峯川さんが応援に駆けつけてくれました。

グリッド上でも小澤監督、海野さんから発破をかけてもらい、チームの仲間や、ほかのチームの皆さんにもお声がえいただいて沢山パワーをもらい、片岡のハートも戦闘準備完了しました。

決勝はフルコースを10周!!

 

今回はぼちぼちな感じでスタート。

多分3列分くらいは1コーナーまでで抜いて逆ホワイトラインカットで1コーナーへ弾丸進入。

流石にフルグリッドのスタートは物凄く台数が多く感じて、初めてあんな集団で横並びになりながら東コースを走りました。

片岡はきっと追い下げレースになることを予想して、なんとか1周目ですこしでも前の集団についていくように心がけながら、とにかく丁寧に、メリハリをつけた走行を心がけました。

集団が安定してからは、#92 瀬川選手、#79 新井選手と片岡でひとパックとなり終始30位争いをしました。

今回のレースではバックストレートでの追い風がものすごくて、いつも通り130Rに進入していくと見事に車両を曲げることができず、2度も美しいコースアウトを披露してしまいました。

この30位争いは、見る人が見るとすごく面白い争いで、

#92 瀬川選手は片岡の職場の先輩で

#79 新井選手はTrancemap Racingのお知り合いの方。

片岡には超身近な人たちとのバトルだったので、まぁ燃えました。

それに信用できる人たちだったので、走れる距離間も近くて、トップからすると遥か後方での争いでしたが、片岡的にはレースしてるな~!!って感じで終始楽しかったです。

結果 総合30位(クラス25位) ベストラップ 2’22.470

結果的には3つ巴のバトルで30位を獲得することができました。

今回のレースでは、落ち着いて走れていた割にはミスが多く、それがなければ29位、28位も狙えていたかなぁというのが感想です。

だけど、自己ベストをこの1日でなんと3秒以上も更新することができて、今までずっつ目標にしていたRiseの荻田社長のタイムを超えることができたのは素直にうれしかったです。

ただ、実はこのベストタイムは最終周に出していたようで、まだまだ上のタイムを狙える中このタイムだったことは前向きな意味でも反省しなければいけないなと思いました。

たらればになりますが、終始このタイムで走れていればもっともっと上でゴールすることもできただけに、冷静に考えるとうれしさよりも悔しさがでてきます。


次戦はついに片岡がバイクに乗り出したころからの夢である

鈴鹿4時間耐久ロードレース

になるかと思います。

それまでに走行できる時間は本当に限られたものになりますが、今回アドバイスいただいたことを安定して実行できるように努めて、やる限りは今の自分たちのベストを尽くせるように頑張りたいと思います。

今回、サンデーウィークを同ピットで過ごしてくださり、気さくに声掛けやアドバイスをくださいましたオールオートの加藤さん、別ピットでしたがアドバイス、お声がけいただきました大中さん、井上さん、富樫先輩、貴彦さん、おのてつさん、きくりんさん、松谷さん、大須賀さん、生哲さん、サムライさん、福田さん、吉川さん、なぎさん、永谷さん、藤井さん、柴田さん、熊谷さん。

予選前にわざわざ応援&差し入れにきてくださったADFのみどりさん。

土曜日から搬入でバタバタの中見事に表彰台を獲得された澤村さん。

トライアウトで忙しいのに、ことあるごとにピットを訪ねてご指導、声掛けをいただきましたTrancemap Racingの小澤監督、海野さん、大石さん、こうへいくん、山田さん、森本さん、さとしさん、樋川さん。

今回楽しいバトルをていただきました#92 瀬川選手、#79 新井選手。チェッカー後のグータッチできたことは本当にうれしかったです!!

その他の皆さんも含めてサーキットで関わりをもっていただいたすべての方のおかげでよい結果を出すことができました。まだまだ上目指してがんばりますので今後も変わらぬお付き合いをよろしくお願いします。

最後にいつも片岡に力を貸してくれるチーム員のみんなに心からありがとうを伝えて、締めようと思います。まだまだみんなに楽しんでもらえるように片岡一生懸命がんばります!!

《Special thanks》

・モーターサイクルプロショップ Rise

・株式会社 美吉金属

・RS タイチ

・株式会社 ナリス化粧品

・さくら歯科医院

・株式会社 フジ・コーポレーション

・Abobe Original

・フルノ様、ショウノ様、ナカミネ様、ミノシマ様、マルヤマ様、ユアサ様、モリタ様、ヨシダ様、ナカガワ様、モリタナオユキ様

※順不同

 

平成レーシング

代表 片岡 亮太

 

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