ライダーの責任
大変遅くなってしまいましたが,明けましておめでとうございます。
2020年の1本目の投稿は悲しい内容になります。
先日,昨年まで同じST600Rクラスに参戦していました仲間が一般道の事故にて他界されてしまいました。
色々書きたいことはありますが,
その方はいつも「最終目標は”風の会”のライダーになりたい。」
って話をしていました。
※”風の会”
元GPライダーの水谷勝さんが代表をされているバイクの素晴らしさを広げようという団体さんです。
毎年夏の鈴鹿8時間耐久ロードレースの時に,障害者の方とタンデムで鈴鹿サーキットを走るというイベントをされている団体です。
詳しくはHPにて→風の会公式HP
レースを戦うのに,こういうことを考えて取り組む方もいらっしゃるんだなぁ。とリスペクトしていました。
それなのに・・・
そんなライダーが,一般道で死んじゃダメでしょう。(涙)
やりたいことも,やらなきゃならないことも沢山沢山あるのに,何をしてるんですか。
僕たちはせいぜいアマチュアですし,甘ちゃんやと言われるかもしれませんが
それでもレースの時はみんな命をかけて闘っています。
だからこそ・・・
だからこそ,バイクの危険さや,難しさ,怖さを誰よりも知っているはずじゃないですか??
だからこそ・・・
バイクの素晴らしさや面白さも誰よりもアツく伝えられるんじゃないですか??
今回のことを受けて,
僕は改めてライダーとしての責任を考えさせられました。
僕たちライダーは,必ず五体満足で引退して,きちんと自分の学んだことを次世代に伝える。
バイクの面白さも,怖さも,ちゃんと伝えることがモータースポーツに関わった者の責任じゃないかなって思います。
何よりも残されると寂しいし,悲しいんですよ。
めんどくさいおっさんなら
最後まで「めんどくさいな〜」って言わせてくださいよ。
引退するとか言いながら,どうせ復活するんでしょ!?(笑)
って話ししてたじゃないですか。
勝手にそっち行っちゃうなんて聞いてないですよ・・・
僕まだこっちで目一杯走るんで,上から観ててくださいよ。
僕がどこまで成り上がれるか,ちゃんと応援してくださいよ。
最後に・・・
急に逝っちゃうから,最後の挨拶にも駆けつけられずにすいませんでした。
だけど,遠い奈良県から,個人のご冥福を心から祈っています。