先日・・・

と言ってももう3週間前のことになりますが，

2021年度の鈴鹿サンデーロードレース　第1戦

に参戦してきました。

昨年度のファステストを出しながら6位に甘んじたＮＧＫ杯の雪辱を晴らす為。

この開幕戦は絶対に落としたくない。

シリーズチャンピオンを狙って戦いたい。

そう思って挑んだ開幕戦でした。

今回のレースは，過程もクソもありません。

僕の弱さ，未熟さがモロに出た，心底情けないレースをしてしまいました。

得意の雨のシチュエーションでの予選3番グリッドも個人的には全く納得できていません。

予選中の他車のオイル漏れなどのイレギュラー要因もありましたが

ここでも必要なタイムを必要な時に出せなかった僕の弱さがでました。

決勝でもその弱さは健在で，

スタートでも順位を落とさず，2コーナー立ち上がりでは前車の2台よりも速く走れている自覚もありました。

にも関わらず，その後の3コーナーで転倒・・・

レース開始ほんの数十秒で僕の開幕戦が終わりました。

シリーズを通して5戦の内の大切な1戦をノーポイントで終えてしまったことも情けないの一言ですが

なにより，ここまで僕の背中を押してくれたチームメイトをはじめ，

こんな僕を応援してくれている全ての人たちの期待に応えられなかったことが辛かったです。

転倒した瞬間に，本当に沢山の人の顔が浮かんできました・・・

自分が情けなすぎて，今回は涙も出ませんでした。

「僕には上位で戦う価値は無いのか。」

数日間，本当にもう辞めてしまおうかと考えました。

ですが，その数日間にも

あんな情けないレースをした僕にまだ

何人もの方が激励をしてくださったり，身体の心配をしてくださったりご連絡をいただいたりしました。

僕は弱いです。

チームメイト含め，周りの皆様は僕を見捨てずにいてくれているのに

僕が僕の可能性を見捨てようとしていました。

リベンジせずに辞めることはそんな皆様の想いに泥を塗ることになってしまいます。

また，よくよく考えると，

こんなところで辞めてしまったら，一生後悔してしまう。

慢心していたつもりはさらさらありませんが

僕は僕の弱さともう一度しっかり向き合って，残りの4戦を目一杯戦うべきだと気づかせていただきました。

やっと，速いライダーと強いライダーの違いが

少しわかった気がするので，

岸本選手のように覚悟がビンビンに伝わる背中

大中選手のように必ず「そこ」にいる存在

そんな強いライダーに僕もなれるようにもう一度しっかりがんばります。

最後に，ものすごい悪天候の中，

しかも，1周も走れていないにも関わらずカメラを向け続けてくださったカメラマンの皆様

本当にありがとうございました。

☆Special Thanks☆

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平成レーシング代表　片岡亮太