圧倒的弱者

2021年5月14日(金)、15日(土)にかけて

鈴鹿サンデーロードレース第2戦に参戦してきました。

 

昨年のシーズン終了後、

2021年シーズンについては初めて「シリーズチャンピオン」なんてものを目指してシーズンを迎えましたが

第1戦については、予選3番手から1周もできずに転倒リタイヤ。

気持ちも切り替えて挑んだつもりだった第2戦でしたが、

まだまだ自分自身の甘さ、弱さが露呈した情けないウィークを過ごしてしまいました。

 

今回は昨年度2’18台を出しているフルコースでのレース。

「やってやろう!!」

という気持ちと、

テンションをしっかり自分自身でコントロールできるか。

という課題を持ってレースに挑んだつもりでした。


実際、ウィークに入って、

今回は特別スポーツ走行からフレッシュタイヤを投入して、

翌日の予選に向けてテンションを作っていくつもりで走行しました。

ですが、1週間前のテストの時、120分使ったタイヤで出しているタイムにも遠く及ばない・・・

今思うとこの時からただただ「焦り」に飲まれていたようにも思います。

 

データを見ながら、再調整、ミーティングをして、気持ちを切り替えて次の日を迎えたつもりでした。


今回のレースは出走台数も多く、2グループに分かれての走行となりました。

僕はBグループ。

福田選手、吉川選手、吉田選手、前迫選手、郷野選手、宮崎選手

など、いつも同じようなポジション争いをするライダーも沢山いましたが、

頭を獲るつもりで走行しました。

 

ですが想いとは裏腹に、タイムが出ない。

ホントに、走りながら、自分でもどうしてしまったのか。

焦る気持ちを切り替える時間もなく予選終了。

 

総合29番手。

結果過去最低のグリッド位置でした。

 

僕は何をしにここにきたのか。

何をするためにここにいるのか。

改めて自分自身に問いかける必要がありました。

 


絶望的なポジションからのスタートでしたが、

「これが今の僕の価値、今の僕の実力だ。」

と言い聞かせて、挑むしかないレースを迎えました。

 

ここから20台は絶対抜く!!

もうやるしかない!!

 

そう腹をくくってグリッドにつきました。

前戦はフロントロー、今回は10列目。

シグナルが遠くて、自分が心底情けなくて涙が出そうになりましたがやるしかない。

スタートは、可もなく不可もなく。

ただいつもより前でごちゃごちゃしている台数が多い。

とにかくいけるとこでは全部いくつもりで走行しました。

1周目終了時点26位

2周目終了時点24位

ようやく体制が整いだして、一気にいくぞ!!と気合を入れて走りました。

3周目終了時点22位

目の前にはいつも可愛がってくださっている吉川選手と、前迫選手の姿が見えてきました。

この2選手にロックオンして更に気持ちを引き締めて走りました。

 

4周目終了時点21位

5周目終了時点19位

最終シケインの進入で思い切って吉川選手をパスしました。

そして前迫選手をヘアピンからの立ち上がり、MCシケインの進入でパス。

6周目終了時点で18位・・・

決して満足のいくペース配分ではありませんでしたし、

ミスも沢山ありました。

それでも前の3台が見えて、一気に距離が詰まってくる。

目が壊滅的に悪い僕でもその後ろ姿はすぐわかりました。

 

小松選手と、河田選手の背中でした。

集中して、前の3台を堕とすぞ!!

ようやくいつものテンションに近づいていました。

 

しかしここで赤旗。

昨年度僕を救ってくれた赤旗が、今度は僕を遮りました。

めちゃくちゃ悔しかったですが、これも僕の力です。

冷静になってから考えると、うまいことなってるな。と思います。

「お前は、甘い。まだまだ甘い。レースを舐めるな。」

と言われているような気がします。

 

結果18位でレースは終了。

昨年度から引き続いて僕は3戦連続でチェッカーを受けることが出来ませんでした。


昨年度から、ずっと考えている僕の課題。

人間的な甘さ、未熟さ、不十分さを三度感じさせられるレースでした。

僕は弱い。

その現実を受け止めていろんな意味で変化、成長しなければだめなんだ。

 

僕にとって「楽しいレース」は

一生懸命努力して、速いライバルたちと一番のパフォーマンスをして、熱いレースをすること。

そして、僕の憧れる人たちの見る世界を僕も見たい。

 

僕は何もできませんでした。

僕が勝手にライバルと思わせてもらっているみんなは遥か前方で、

どんどん上の世界でそれぞれにベストパフォーマンスをして闘っているのに

僕はそれに遠く及ばない。

 

だけど、それを簡単に諦められるほど大人にもなれない。

なら、超えるしかない。僕が変わるしかない。

僕はまだあきらめられません。

最後の最後までみっともなくても、悪あがきをしたいと思います。

ここからの僕の成長を、進化を応援してくださっている全ての人にお伝えしていけるように

目一杯取り組んでいきます。

 

最後にこのコロナ下、緊急事態宣言下の中、サンデーロードレース第2戦を決行してくださった鈴鹿サーキットのスタッフ、オフィシャルの皆様。

鈴鹿サンデーロードレースに参戦された皆様。

同ピットで一緒に過ごさせていただきましたM-Factoryの皆様、ATJ Racingの皆様、

技術指導、サポートいただきましたSS’MOCHIZUKA 様

情けない走行にも関わらず、激励をしに来てくれた(株)美吉金属様

他にも沢山の皆様に激励をしていただきました。

本当にありがとうございました。

 

☆Special Thanks☆

Urbanism

J-amble

motorcycle pro-shop Rise

(株)美吉金属

ナリス化粧品

・Above Original

SS’MOCHIZUKA

株式会社フジコーポレーション(FUJICO)

IOMIC

株式会社 Collet (Dr.Dry)

G-Cubic

BevelGear

POi DESIGNS -PROTECTION ON IMPACT-

Ace Cafe LONDON

・M-Factory

ミカサ貿易

RS TAICH

Speed Club

・Matsunaga Weldings

Moty’s

さくら歯科医院

・STAR☆CLUB

 

☆個人サポーターの皆様☆

・窪 様

・仲峯 様

・湯浅 様

・本間 様

・山中 様

・茂幾 様

・古野 様

・田中 様

・中島 様

・蓑島 様

・中川 様

・高光 様

・二瓶 様

 

☆沢山の写真をいつもありがとうございます!!☆

・清水さん

・YABさん

・上杉(平成レーシング)

平成レーシング代表 片岡亮太

 

 

 

 

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