Reflection on 2024 Part.1

練習にいったり整備したり、挨拶周りしたりしたいと思いつつ、家庭の用事をこなすのに手一杯になっております片岡です。

 

2024年ももう数時間でしまいなので、

長い長い振り返りを備忘録として残しておきます。

読んでいただくにはまぁまぁダルいと思いますので、

年末年始、「あ〜、めっちゃ暇や」っていう方の目に触れられる事ができれば幸いくらいに思っております(笑)


今年も本当に沢山の方々に助けて頂きました。

思えば2023年、

漠然と復帰を考えている時に

オールオート」加藤代表から「MOTOKIDS」樋口代表に話しを繋いでいただいたことから

ST1000クラスでの復帰のお話しが始まりました。

 

怪我の療養の間に

入籍し、2人の息子を迎え、

物凄く幸せを感じながら生活しながら

「レースが無い生活もこれはこれでいいかも

と考えたりしましたが、

どうしても挑戦が怪我で頓挫したという

中途半端な事が3年間常に頭にありました。

振り返れば、生活に余裕がある訳もなく、

「リベンジをしない」選択をすることを納得させようとしていたんだと思います。

 

再び走り出すのに際しては

チームメイトをはじめ、色んな方々にご意見やアドバイスをもらいました。

中には厳しいご意見をいただく事もありましたが、そのお陰でしっかり自分と向き合うことができたと思います。

 

復帰に際して、

僕は2つの課題を自分に課し、2つの決め事をしました。

一つは「冷静に自分と向き合い、走行すること。

一つは「バイク作りをめんどくさがらないこと。

そして、「自分に正直でいること。

自分が一緒にレースしたいと思える人と走る事。


開幕戦は今まで経験した事ない雨量の中で走りました。

特スポ、予選、決勝と3年振りのウィークは

最高の緊張感と、感動と、恐怖がありました。


2戦目は「冷静さ」と「弱腰」の違いを履き違えて

逃げの一手を打ってしまい、

監督や、お師匠に物凄く怒られました。


3戦目は特スポで転倒してしまい、心が折れかけていましたが、「MOTOKIDS」樋口代表のお言葉と、行動力。チームメイトの頼もしい協力でなんとか立ち直らせてもらいました。

Photo by 宮井萌由華

決勝は今年、同門で走らせてもらった中島陽向くんの激走や、平成レーシングとして走ってくれた澤村俊紀さんの転倒を受けて、久しぶりに何としても勝ちたい。と思いレースに臨みましたが、自分たちのケアレスミスにてリタイヤとなりました。

Photo by 清水正文

最終戦。ここで箸にも棒にも掛からなければ辞める。と決めて走りました。

お師匠をはじめ、多くの仲間に叱咤激励をいただきました。

このレースはグリッドについて初めて心のざわつきのない心理状態を経験しました。

当たり前のことなんですが、「自分はなんて幸せなんだろう。」ってウォーミングアップ直前にそんな感情が降ってきました。

これだけ冷静な気持ちでレースに臨めたのは初めてだったと思います。

レースが始まってから、ホントはそこからもう一段ギアを上げて走らないといけませんでしたが、今の僕ではそれができませんでした。

Photo by 波平73さん

ST1000クラス1年目、復帰1年目は最終的には「何とも言えない」結果になりました。

ですが、その中でも3戦目にはレース中一時ファステストラップを記録できたり、最終戦は4位入賞を果たすことができたりと、前向きな部分もありました。

また、今年は新たに「GEARAS」浅田代表にサポートを頂き、サスペンションの仕様について沢山勉強をさせていただきました。

今まで僕はサスペンションの基本の「き」も知らない状態でしたが、スーパー素人の僕のコメントを1つ1つ丁寧にヒアリングをしてくださり、適宜アドアイスを頂けたり、仕様変更をテストさせてもらったりしたおかげで、新しいバイクの楽しみ方を学ぶことができました。

サスペンションメーカーについては賛否あるとは思いますが、まず何より「僕たちライダーの声を直に届けられる。メーカーの人と直接お話ができる。」ということがものすごく安心感を深めることができました。

本当にありがとうございました。


結果に満足はしていませんが、

ここまで地方選を走ってきて、この1年間が一番密度が濃く、楽しい1年間になりました。

来る2025年につきましては、現状継続して挑戦していく意向を持っています。

僕が挑戦するには残された時間はもう多くありませんが、力尽きるまで精一杯駆け抜けようと思っていますので、

皆さんどうかもう少し、片岡亮太と平成レーシングにお力添えをよろしくお願いいたします。

Part.2へ続く??

photo by 吉村拓也
RK
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